出産ドキュメント

2001年7月2日
ショコラは11頭の子犬を出産しました。

A.M.4:12 一番目誕生   ♂  248g
ショコラは自分にいったい何が起きたのか、
どうして変なものが転がっているのか理解できないまま、
呆然とサークルの隅に座り込んでいる・・・。
飼い主の方も知識を蓄えていたつもりが、
いざとなると何をしていいのかオロオロするばかり・・・。
とりあえずへその緒を糸で縛りハサミで恐る恐る切る。
体を拭いてショコラの乳首に吸い付かせるが、
どうも母乳が出ているようでない。
どうしよう〜、と思いあぐねてショコラのブリーダーさんに電話する。
今飲ませなくてもいい、の一言に安心。
それにしてもショコラは、子犬を近づけると不安そうにサークルの隅に逃げてしまう・・・。
ええ〜っ、母性本能はどうした〜〜?
A.M6.:13 2番目誕生   ♀  292g
この子もへその緒を切ろうともせず、ただ見つめているだけ・・・。
ショコラ〜、あんたの赤ちゃんよ〜〜と思わず叫んでしまう・・・。
A.M.7:28 3番目誕生   ♀  262g
この子は産まれてくるなりすぐに、
ショコラが自分でへその緒をちぎって胎盤ごと食べ始める。
よかった〜(^。^;)ホッ
やっと母性本能が目覚めたんだ〜。
A.M.9:08 4番目誕生   ♀  256g
またまたメスでした〜。
A.M.9:21 5番目誕生   ♂  216g
ちょっと動きが弱いのでタオルで体をこすってやると、
活発に動き出す。
A.M.9:36 6番目誕生   ♂  254g
何だか産まれるペースが早くなってきたよ〜。
体拭かなくっちゃ、写真撮らなくっちゃ・・・ふう (;^_^A アセアセ・・・
A.M.9:53 7番目誕生   ♀  270g  トライ
今まで順調にスルッと産まれていたのが
今度は何やら足らしきものが・・・逆子や・・・(¨;)
足をそうっと持って、ショコラのお腹をさすりながらゆっくりゆっくり引っ張ると
何とか出てきた・・・(^^;; ヒヤアセ
A.M.10:24 8番目誕生   ♀  212g  トライ
トライ2頭目・・・
A.M.10:48 9番目誕生   ♂  238g
1時間半あまりで6頭もの子犬を次々に出産
ショコラはかなり疲れている様子
子犬がミャーミャー鳴くと心配で覗きこむが、すぐにダンボールの横でへたってしまう。
眠り込んでは子犬の鳴き声にハッと目を覚まし・・・の連続。
P.M.15:30 10番目誕生  ♂  死産  トライ 
9番が産まれて3時間経っても産む気配なし。
これはやばい!と思い、ブリーダーさんに電話。獣医へ行くように指示されたため
獣医に電話すると帝王切開しかない、と・・・。
えー、ここまできて今さら・・・。でも仕方ない。
行く準備をしながらもショコラの背中をさすっていると急にいきみだし、10番目が・・・。
でも全く動かず、手足も真っ白。それでも口と鼻を吸引し、マッサージするが・・・
必死に舐め続けようとするショコラから子犬を取り上げ、
ショコラの匂いのついた、きれいなタオルで包んでやる。
そうこうしているうちに・・・
P.M.15:44 11番目誕生  ♀  242g
10頭以上いるかもしれないとは言われていたけど、ビックリ!
しかし、10番が出るのをずっと順番待ちしていたのか、
少し弱々しく動きが鈍いため、やはり吸引して必死でマッサージする。
なんとかか細い声で鳴きだし、ひとまずは安心。
でも乳首に吸い付く力がなく、仕方なくスポイトでミルクを1滴1滴流し込む。

ショコラを獣医へ連れて行き、もうお腹に残っていないことを確認してもらい、
子宮収縮剤を打ってもらう。

今回の出産に関しましては
ショコラのブリーダーであるロイヤルジュエリーのジュエルママさんに
朝早くより何度も電話で相談にのっていただき
言葉では言い尽くせないほど、感謝の気持ちでいっぱいです。

いろいろとご心配頂いた皆様にも
心よりお礼申し上げます。

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